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2021年新譜のまとめ

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byakusyn(@byakusyn)です。

 

早いもので2021年も終わり。

Twitterでつぶやいていた新譜についてまとめました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年は新譜を買った数が少なった感触だったけど、いざ並べると少なくもないですね。

 

国別のアーティスト数は以下の通りでした。シングルや単曲のバンドも含めます。順不同。

US:4

ロシア:3

UK(イングランド):1

アイルランド:1

フランス:1

ドイツ:1

オランダ:1

イタリア:1

スペイン:1

デンマーク:1

ベルギー:1

オーストリア:1

日本:0

 

相変わらずのばらけ具合。

また来年はどんな新譜が発表されるのでしょうか。楽しみです。

 

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byakusyn

 

コンプの定番LA-2Aまとめ(Universal Audio Teletronix LA-2A Classic Leveler Collection)

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byakusyn(@byakusyn)です。

 

ミキシングにおけるコンプで最も有名なものといえば、まず思いつくのが前に記事にした1176シリーズ。

 

byakusyn.hatenablog.com

 

今回は1176に並んで有名な、Teletronix LA-2Aについて、特徴と使用方法などをまとめました。

 

 

LA-2Aの特徴

1962年に米Teletronix社が開発した、光学式コンプレッサーです。コンプレッサーと表現しますが、商品名はLeveling Amplifierです。

光学式といえばまずこれとも言えるほど有名な機種で、現在でも評価の高い名機ですね。

元々は放送局用として収録現場などで使用されていましたが、評価が高まるにつれて音楽業界でも使われ始めた、という歴史があるようです。

なおTeletronix社は企業買収を経て、最終的には1176を開発したUniversal Audio社に買収されています。そのため現行の実機には、Universal Audio社とTeletronix社の両ロゴが刻印されています。

光学式コンプはOptコンプとも呼ばれ、白熱電球発光ダイオードなどの光源の発光量を入力信号によって変化させ、その発光をフォトセルと呼ばれる入射する光量で電気抵抗が変化する電子部品で検知することでゲインリダクションを行います。

光源を発光→それを受光してゲインリダクション処理という工程を行うため、FETコンプなどと比較すると、アタックとリリースが遅めであり自然なコンプ感が得られます。

これが光学式の特徴といえるところで1176とは違う魅力を持っており、ドラムなどアタックが強いソースには向かない反面、ボーカルやホーン、ストリングスなどレガートのフレーズが多いパートに適しています。アコギにかけることもあるようですね。

また実機ではゲイン段などのアンプ回路には真空管を使用しているため、真空管特有の風味もあるとのこと。

私の場合、ロングトーントレモロリフが多いリードギターにほぼ毎回使用しています。

 

パネルによる違い

私が愛用している、Universal Audio Teletronix LA-2A Classic Leveler Collectionには、3つのLA-2(A)が入っています。通称オリジナル、グレー、シルバーです。

色味が似ているのでちょっと見分けがつきづらいんですけどね。

 

オリジナル

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オリジナルはその名の通りオリジナルLA-2のモデリングで、この3つの中でアタックとリリースが一番長いです。最も光学式コンプらしいコンプと言えます。

正確にはLA-2Aではなく前身のLA-2のモデリングであるため、パネルのデザインやLIMIT/COMPの切り替えスイッチ、VUメータのモードを切り替えるノブが無いなどの相違点があります。

 

グレー

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オリジナルの味付けが少し薄味になったような感触。実際にオリジナルとシルバーの間、しかもだいぶシルバーよりのアタックとリリースになっています。

 

シルバー

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一番新しいモデルで、アタックとリリースが比較的早いモデル。アタックの強いソースでも自然なコンプ感が欲しい場合などに適しています。

 

比較

同じサンプルに対してそれぞれをインサートし、おおよそ-5dbほどリダクションする設定にしたところをgifにしてみました。上からオリジナル、グレー、シルバーです。

サンプルはベース1弦ハイフレットのロングトーンです。

ちゃんとメータリングしていないので、大体の目安として見てください。

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オリジナルがアタック・リリースともに遅く、ついでグレーとシルバー、その両者は特性がだいぶ近いです。特徴が出ていると思います。

ピークリダクションノブの位置はまちまちですが、特に困ることは無いと思います。

 

Universal Audio Teletronix LA-2Aのコントロール

グレーを元に。

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  1. LIMIT/COMP切替スイッチ
  2. エンファシス
  3. ゲイン
  4. VUメーター
  5. ピークリダクション
  6. メーターノブ
  7. パワースイッチ

 

スレッショルド・レシオ・アタック・リリースのコントロールがない

実際のところ、ピークリダクションノブがスレッショルド、LIMIT/COMP切替スイッチがレシオの働きをします。

他のコントロールは固定になっていて、公称値はアタックは平均10msec、リリースはリリース半分で平均60msec、その後は1~15秒とのことです。レシオはLIMITで∞:1、COMPで3:1のようです。

そのため使い方としては、LIMIT/COMP切替スイッチでレシオを設定した後、VUメータでゲインリダクション量を見ながらピークリダクションノブでスレッショルドを設定し、ゲインノブでメイクアップゲインを設定する、という流れになります。

なおピークリダクションノブはリダクション量を決めるコントロール、という役割であることから、右に回すとスレッショルドが下がり、左に回すとスレッショルドが上がります。またノブのメモリに書かれているリダクション量が得られるわけではなく、ノブの位置表示くらいの認識でよいです。

 

その他のコントロール

エンファシスは簡単に言うと内部サイドチェインで、右に回しきると全帯域に対してゲインリダクションし、左に回すにつれて低域成分にコンプが反応しなくなっていきます。非公式な情報ですが、内部サイドチェイン信号のカットオフ周波数は1KHzらしいです。

メーターノブはVUメーターの表示モードを切り替えるノブです。OUTPUT +4及びOUTPUT +10にすると出力レベルを表示します。

放送で使うのであれば別ですが、ミックスで使うのでGAIN REDUCTIONの位置でよいと思います。

 

セッティング

代理店のHOOKUPのサイトによいサンプルがありますので参考に。

hookup.co.jp

 

私の場合は以下のような感じです。

 

リードギター

どのパネルのモデルを使うかは曲次第ですね。太めロングトーンを綺麗に響かせたいときはオリジナルが多いです。リアPUでトレモロするときはその曲次第でグレーやシルバーを使用する、といった感じです。

リダクション量は段掛けするので-2~-4dbくらいです。もう少しリダクションしても問題無いと思っています。

 

プラグイン

Universal Audio Teletronix LA-2A Classic Leveler Collection

本家。当然ながら再現度が最も高いと言われています。実機触ったこと無いけど。

これを買っておけば間違いなしですが、UADハードウェアが必要です。

オリジナル、グレー、シルバーのセット。

www.uaudio.jp

 

WAVES CLA-2A

クリス・ロード・アルジ氏所有のLA-2Aをモデリングしたプラグイン

LIMIT/COMPスイッチがあり、エンファシスの代わりにHiFREQノブがあるのとパネル色から、シルバーのモデリングと思われます。

www.waves.com

 

IK Multimedia White 2A Leveling Amplifier

IK Multimediaの人気マスタリングスイート、T-RackSの1つという位置付けでラインナップされています。

www.ikmultimedia.com

 

Black Rooster Audio VLA-2A

実はBlack Rooster Audioのプラグインは1つ持っていないのでコメントしづらいですが、抜かりなくラインナップしています。

blackroosteraudio.com

 

Brainworx bx_opto

Brainworxでもリリースしています。

モデリングではあるものの大きく機能追加がなされており、20Hz~20KHzでのローパス・ハイパス・バンドパスを選べるサイドチェイン、Mixノブによるパラレルコンプの実現、スピードノブによるアタック・リリースの設定が可能です。

特にスピードノブによりオリジナル、グレー、シルバー、そしてそれぞれの中間を設定できる、よりフレキシブルなプラグインになっています。

www.plugin-alliance.com

 

他にもあると思いますがこの辺で。実はUADしか使ったことがないですが、bx_optoの自由度は魅力ですね。

 

あとがき

LA-2Aの魅力は自然なコンプ感ですね。私の曲はインストのメタル系なので、どうしても主役は1176になるのですが、ロングトーンリードギターをボーカルの立ち位置に据えるアレンジが多いので、そういう場面で活用しています。

一方で歌ものやホーンセクション、ストリングスを入れるアレンジをする人は、一つ優秀な光学式コンプを持っていると、ミックスに有効な道具になると思います。

 

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byakusyn

 

新曲"fukuro no niwa"「梟の庭」をアップ

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byakusyn(@byakusyn)です。

 

2021/08/14に、新曲"fukuro no niwa"「梟の庭」をアップしました。

 

 

今回の曲のテーマは以下でした。

・テンポ早め

・ツインリードのリフ・メロがある

 

早めといっても、いつものミドルテンポに対して+10bpmくらいなので、とても早いわけではないです。

リードは左右に振った2本から始まり、中盤以降は中央に配置した空間系増し増しのリードを1本追加。結果的にリードは3本に。

ハモりを意識した音選びをして、いつもよりメロディックな感じにしました。

今までの曲の中で最も音数が多い曲の1つになりましたね。

しかし、展開するのにここまで音数を増やしたのは、アレンジ能力の至らなさが表に出た結果、とも捉えています。

もっとシンプルなアレンジもチャレンジしたいですね。

 

曲の長さは6分半ほど。

最近は4分台を心がけていたけど、今回は自然にこの長さで落ち着きました。

 

拍子は5/4、4/4、6/8が混在しています。拍子が固定でないのはいつものこと。持っていきたい流れをデザインすると、自然とこうなるんですよね。

メインリフは5/4拍子で、表拍の刻みと裏拍のアクセントを両立したリフにしてみました。意外と同様の例が少ないノリのような気がします。

次に登場するリフはシンコペーションでメインリフと区別し、最後にメインリフに戻るときのブリッジ箇所にも、同じモチーフで展開し活用してみました。

 

曲の流れは、以前作った"hien"「飛燕」という曲に、正直似てしまったところがあります。

しかし逆に、今のアレンジ能力でどう料理できるかチャレンジしました。その点では、前よりも曲の起伏を出せるようになってきたと思います。

もっとコントラストをはっきりさせることも出来たけど、曲が更に長くなるんですよね。今後も起伏について思考錯誤していきたいです。

 

ミックスについては、今回GainMatchというプラグインを導入しました。

ざっくりいうと、1つのトラックのエフェクトチェーンの先頭と末尾に挿入して、自動でレベルマッチしてくれるツールです。

人間の耳は音が大きくなると音が良くなったように錯覚するんですが、このツールでよりフラットな判断が出来ます。

GainMatchについてはそのうち別記事にします。

 

反省点は、ベースの音作りが中途半端になってしまったことです。

もう少し輪郭がはっきりした押し出しの強い音にして、ローをスッキリさせた方が、細かいパッセージの箇所のニュアンスがよりはっきりしたと思います。

ベーシストということもありローを出しがちなんですよね。。次回はもっとフラットな視点で処理したいです。

 

sot プエブロレザー ラウンドファスナー ペンケース

byakusyn(@byakusyn)です。

 

ペンと一緒に買ったペンケースです。

こんなに高価なペンケースは初めて買いましたね。

 

ペンの記事はこちら。

 

byakusyn.hatenablog.com

 

byakusyn.hatenablog.com

  byakusyn.hatenablog.com

 

日本のレザーブランド、sotのプエブロレザーのペンケース。

容量は小さいけど、その分コンパクトで自分にとって必要十分。学生よりビジネスマン向けのルックスとサイズだと思います。

 

 

sot プエブロレザー ペンケース

公式ページはこちら。

sot-web.com

 

sotは2002年に東京で立ち上がった割と新しいレザーブランドで、sotは日本語の「そっと」から来ているとのこと。

財布やバッグなども作っています。全体的にフォーマルよりもカジュアル寄りでありつつも、シックでうるささのない静かなデザインが多いです。

生活にそっと寄り添う、ブランドのコンセプトを感じるデザインになっていますね。

 

今回せっかく良いペンを買ったので、それに似合うペンケースを探して見つけました。

カラーはキャメル、ダークブラウン、ブラックの3色で、私のはキャメルです。

 

プエブロレザー

特徴の一つとして、プエブロレザーで作られています。

プエブロレザーについてはsotの公式サイトに詳しく紹介されています。

sot-web.com

イタリアのバダラッシ・カルロ社で作られる植物性タンニンなめし革で、ざらざらとしてマットな質感とエイジングが早いこと、特別なメンテが不要なことが特徴です。

 

外側

表面はこんな感じで、少し毛羽立たせてあります。

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持った感じはかなりざらざら。この質感はあまり長持ちはせず、段々と革らしい光沢が出てくるようですね。

 

ラウンドファスナーは引っかかりがなく、スムーズに動きます。信頼のYKK社製。

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内側(ペン収納スペース)

ペンケースを開いたところ。

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内側も同じくざらざらとした質感になっています。

このペンケースのもう一つの特徴ですが、持ち運びしているときにペン同士がぶつかって傷つくの防ぐためにクリップを差すためのレザーバンドがついています。

これがついているペンケースってなかなか無いんですよね。買う一番の決め手が、これがついていることでした。

まずペンに傷をつけたくなかったので、1本ずつ差すタイプかロールペンケースを検討したのですが、どうもロールタイプは好みに合わず。

1本ずつ差すタイプも大型になりがちで、コンパクトなケースが欲しかった今回は見送り。

そんな中見つけたのがこれでした。

 

あまり収納力はなく、まだ新品で馴染んでいないこともあり、太めのペン2本+シャープペンがギリギリです。

今回買ったペンを差すとこうなります。

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あと引き抜くときにジッパー部分でペンを引っかかないように注意する必要がありますね。

いずれも、革が馴染んで柔らかくなってくればやりやすくなると思っています。

 

内側(マチ無しポケット)

上蓋内側にマチ無しポケットがあります。

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入れられるのは定規やボールペンのリフィル、付箋などですかね。

内側は山梨県甲州織という織物が使われています。

細かいところまで行き届いたデザインと工夫が贅沢でよいです。

 

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sotのロゴ。そしてmade in japan。

 

こんな感じの箱に、革で出来たマグネットとメッセージカードが同封されていました。プレゼントにもよいと思います。

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あとがき

お値段は\16,500と決して安くはない値段です。が、持った質感、デザイン、クオリティの高さはなかなか。

ただ収納できる量は少ないので、自分の用途に合うかどうか検討が必要です。

自分の場合は3本しか使わないのでぴったり。エイジングが楽しみです。

 

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byakusyn

 

メインベース(Spector USA NS-4)

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byakusyn(@byakusyn)です。

 

今回は愛用のベースの紹介。

1stアルバムとそれ以降の曲は全部このベースで弾いています。

なお、メインギターの記事はこちら。

 

byakusyn.hatenablog.com

  

 

Spector USA NS-4

Body:キルテッドメイプル

Neck:メイプル スルーネック

FB:バーズアイメイプル

PU:EMG 35DC

Pre:HAZ-lab 18V

ブルーが入ったアバロンのクラウンインレイ

ゴールドHW、角型ブリッジなどはUSA標準仕様

Spectorの4弦といえばPU配列がPJでスルーネックのNS-2、次点でPU配列がJJでボルトオンのNS-2Jが有名ですが、このベースはNS-4、DC2発でスルーネックです。

またメイプルしかもバーズアイの指板であり、ボディもネックも指板も全部メイプルです。

さらにアバロンインレイにブルーが入っていることが、このベースの珍しいところ。

前オーナー様がTwitterで売却する旨をツイートしていて、それをたまたま見かけてコンタクトを取り、直接お会いして譲っていただきました。

 

ボディ

キルテッドメイプルです。トップ・バックではなく、スルーネックなので左右かな。

とても贅沢な使い方ですが、やはりフルメイプルのボディじゃないと出ない音がありますね。

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まず、とても美しいです。

木目は、昨今のど派手な感じよりも比較的おとなしめですが、全体にバランス良く模様が出ています。カラーはバハマブルー。光の加減で色の見え方が変わる色合いですが、特に上、下の写真は実物の色味に近いです。

明るさがありつつも深みがあり落ち着いた色合いが気に入っています。 

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バックも同様です。

スルーネックのつなぎ目などは、もはや芸術品。

 

次にPUとブリッジ。

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PUはEMG-35DCの2発。リアのロゴが消えかかっていますね。

ちなみにEMGは35DC、35P4、35Jなど、35シリーズはPU自体のサイズが同じで、PUを止めているネジを外してPU裏にあるコネクタ1つをつなぎ替えることで、PUを交換することが出来ます。

これは5弦用であるEMG 40シリーズも同じ。

ブリッジはSpector純正の大型で肉厚、角型のブリッジです。

 

ネック・指板

ネックはメイプル。ヘッド裏にはシリアル番号と日付(2014/09/05)、そしてルシアーであるステュアート・スペクター氏のサイン入り。憧れの直筆サインです。

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指板はバーズアイメイプル。

Spectorはパーフェローという、ローズウッドより少し明るい色の材を指板に使用したモデルが多いです。

ここ最近はSpectorも多種多様のマテリアルやPUを使うようになりましたが、10年代前半の時期でメイプル指板はだいぶ少ないのではないかな。

握りは若干かまぼこ型で太め。ナット幅は42mmなのでプレベと同じくらい。

おれは手が大きいので、太めの4弦ネックがとてもしっくりきます。

少しブルーが入ったアバロンインレイが、メイプル指板にとても映えます。

このベース以外にアバロンに色が入ったSpectorを見たことがないんですが、おそらくレアなんじゃないかと。

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ヘッド先のSpectorロゴもアバロン

ヘッドには材は分かりませんが突板の上からブラック塗装がされています。

木目からするとローズウッド?

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プリアンプ

全景。ノイズ対策も丁寧に施されています。

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別角度。こちらからHAZのロゴが見えます。

Spector USAといえばHAZ Labのプリアンプ。

最近のプリアンプは樹脂で固めてあるものが大半ですが、基盤むき出しなんですね。

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電池は18V仕様です。電池のザグリがDURACELLのPROCELLでぴちぴち。

この9V電池って他のメーカーと比較すると少し小さいんですが、それでぴちぴちなので、メーカーによっては入らないものもあるかも?

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コントロール

上からマスターボリューム、バランサー、二軸二連は下ベースで上トレブル。

マスタボリューム以外はもちろんセンタークリックあります。

セッティングとしては、PUは3:7でリアに振って、ベースとトレブルをほんの少しブーストしています。

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ハードケース

PRSほどではないですがなかなか重く頑丈なハードケース。

Spectorのロゴ入り。

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中はこんな感じ。

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ギター同様エリクサーで、Nanoweb 45-135 ステンレス 5弦用セットの2-5弦を、1-4弦として張っています。ナットはゲージに合わせて溝を広げています。

チューニングはギターと同様でB-E-A-D、全弦2音半下げです。

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そしてベースでも毎回余る45ゲージの1弦。ベースの1弦のバラはメルカリやヤフオクでも需要ないかな。。。

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サウンド

重心が低く、NS-2と比較してズンビン感は控え目であるものの太い音です。その中で明るい響きとDC由来の太さが絶妙なバランスでマッチしていて、いつまでも弾いてしまうほどの気持ちよさがあります。

それでいて、1弦12フレット以降のような高音域を弾くと、まさにピアノのように澄んだロングトーンが得られます。サスティンが長いのはスルーネックの影響ですね。

どこをとってもハイレベル。紛れもないSpectorサウンド

 

ウィークポイント

無し。ほんとに。

ネックについては、PRSもとてもネックが強いですが、このSpectorもネックが強く、まっすぐからほんの少しだけ順反りした理想的なところでびしっと動きません。

 

あとがき

非の打ち所なし。非常に気に入っているベースです。これを手に入れてデジマート見なくなりました笑。

ジャズベプレベとは異なる、まさにアクティブの元祖と言えるSpectorサウンド。自分の好みど真ん中です。

 

冒頭で書いたとおり、SpectorといえばNS-2、次点でNS-2Jであるなか、NS-4という若干主流から外れたポジションも好きですね。

PRSもCustom24が主流の中Custom22使いで、ギター・ベースとも他の人と違う感も気に入っています。

 

末永く引き続けます。

自分にとって、PRS Custom22と、このSpector NS-4は墓場まで持っていきたいほどの存在です。

 

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byakusyn

 

パイロット フリクションボール4 ウッド

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byakusyn(@byakusyn)です。

 

前回、前々回に引き続き、一緒に買った文具。みんな大好きフリクションです。

前回、前々回の記事はこちら。

 

byakusyn.hatenablog.com

 

byakusyn.hatenablog.com

 

ご存知一斉を風靡した消せるボールペン。

実際は消えるのではなく、ラバーでこすることで摩擦熱を起こしインクを無色にするもので、色が消える温度は60℃以上とのことです。

夏の暑い車内に入れると消えてしまうのは、インクがのっている紙面が車内温度により60℃を超えてしまうからですね。

なお透明になったインクは-20℃にすると色が戻ります。

なので、誤って消してしまった場合、その書類をビニールで包んで冷凍庫に入れると、色が戻るそうです。やったことないけど、公式QAに掲載されています。

自分の場合、プリントしたドキュメントに書き込んで考えを整理する際によく使います。

シャープペンでも消せるけど、色が使えるのが利点ですね。

 

 

パイロット フリクションボール4 ウッド

今回買ったのは、パイロット フリクションボール4 ウッド。

www.pilot.co.jp

 

これまたグリップ部が木軸のペンで、レグノ同様、受信含浸カバ材を使用しています。

カラーはブラウン。他にブラック、ダークグリーンボルドー、コーラルピンクがあります。

自分の場合、他のペンと合わせたくてブラウンにしました。

FRIXIONの箇所は印刷です。後々消えるでしょう。

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クリップ

おそらく金属になっています。フリクションボール3はクロームなのに対し、4はブラックです。

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ラバー部もブラック。

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ここの部分、別売りで購入する事ができます。型版はLFBFRU23-BN。

案外売っていないので、見つけたときにまとめ買いしておきました。

色味が異なって見えますが、光の反射です。実際は上の写真と同じものになっています。

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重量バランス

全体的に重めで前よりです。自分の理想的なバランスです。

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あとがき

パッケージはプラのやつなので撮っていません。

フリクションの最大の利点は、やはりカラーペンで消せることですね。これでドキュメントを見て考えを整理するときや、内容のチェック、添削など、幅広く利用できます。

一方、弱点というべきか気をつけるべきところは、利点の裏返しで「消えること」。

公式も謳っている通り、消えてはいけないような書類、宛名、公文書などに使用できません。公文書に使用する場合は、JIS規格の品質要求(公文書用)をクリアしたペンを使用する必要があります。

自分は油性でないとだめと思っていたんですが、ゲルインクや水性でも使用できるものが多くて、逆に消せるペンでなければ大半が基準をクリアしているようですね。

公文書にはとりあえず三菱鉛筆ジェットストリームパイロットのアクロインキ、ゼブラのSARASAあたりを使っていれば間違いないです。

 

でこのペンですが、重量バランスがよい。ノック式なので、重量バランスが前に取れるんでしょうね。

回転式はその機構を持つ以上、どうしても後ろ重心になりがち。

大事に育てて行きます。

 

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byakusyn

 

ドイツのプラグインデベロッパ、Brainworx社が洪水の被害に

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byakusyn(@byakusyn)です。

 

多くのミュージシャンが活用しているプラグインデベロッパである、ドイツのBrainworx社が、先のドイツ西部を中心に発生した豪雨による洪水で浸水、甚大な被害を受けたとのことです。

 

洪水のニュースはこちら。

www.afpbb.com

 

Brainworx社はアナログ機器のモデリングに強みがあり、特にアンプシミュレータに定評があります。他にもEQやコンプ、チャンネルストリップのモデリングも評価が高いです。

オフィスは今回被害の大きかったレーヴァークーゼンという街にあるようです。ドイツ中西部、ケルンにほど近いライン川流域の街のようですね。

Brainworx社の被害の状況は、Plugin Allianceのblogにかかれています。

www.plugin-alliance.com

 

上記のblog記事によると、BXチームは人的被害はなかったそうですが、貴重な機材の大半が破壊され、世界に数台しか現存しないNEVE NVX 72もだめになったそうです。。。

さらに保険には加入していたものの洪水には適用されないらしく、とても困難な状況のようです。

 

今のところ寄付などは受け取っていないとのことですが、Brainworxの創立者ダーク・ウルリッヒ氏が同じく創立したオンラインショップ、Plugin Allianceにてセールを行い、収益の100%をBrainworx社に送るとのことです。

 

自分も、Brainworx社のプラグインに愛用してるものが多いですね。

・bx_console N(チャンネルストリップ)

・bx_console SSL 4000E(チャンネルストリップ)

・Diezel VH4(Gtアンプシミュ)

・Diezel Herbert(Gtアンプシミュ)

・Gallien Krueger 800RB(Baアンプシミュ)

・bx_digital v3(EQ)

・Maag Audio EQ4(EQ)

・Millennia NSEQ-2(EQ)

・Dangerous Music BAX-EQ(EQ)

・Shadow Hills Mastering Compressor Class A(コンプ)

・Vertigo VSC-2(コンプ)

・Millennia TCL-2(コンプ)

 

。。。随分使ってますね。

どれも外せないものだけど、特にアンプシミュとShadow Hillsは手放せないです。

 

セールはだいぶ安くなります。

今日はbx_2098EQというAmek 9098モデリングのEQがセールで$249→$99.99

以前からのユーザだとメールでクーポンが届いて、$29.99になります。

自分も今回このEQを買いまして、次の曲のミックス・マスタリングに使ってみようと思っています。

 

今までBrainworx社のプラグインを活用していた人は寄付がてら気になっていたものを、まだ利用したことのない人はこの機会にいかがでしょうか。