byakusyn(@byakusyn)です。
2021/08/14に、新曲"fukuro no niwa"「梟の庭」をアップしました。
今回の曲のテーマは以下でした。
・テンポ早め
・ツインリードのリフ・メロがある
早めといっても、いつものミドルテンポに対して+10bpmくらいなので、とても早いわけではないです。
リードは左右に振った2本から始まり、中盤以降は中央に配置した空間系増し増しのリードを1本追加。結果的にリードは3本に。
ハモりを意識した音選びをして、いつもよりメロディックな感じにしました。
今までの曲の中で最も音数が多い曲の1つになりましたね。
しかし、展開するのにここまで音数を増やしたのは、アレンジ能力の至らなさが表に出た結果、とも捉えています。
もっとシンプルなアレンジもチャレンジしたいですね。
曲の長さは6分半ほど。
最近は4分台を心がけていたけど、今回は自然にこの長さで落ち着きました。
拍子は5/4、4/4、6/8が混在しています。拍子が固定でないのはいつものこと。持っていきたい流れをデザインすると、自然とこうなるんですよね。
メインリフは5/4拍子で、表拍の刻みと裏拍のアクセントを両立したリフにしてみました。意外と同様の例が少ないノリのような気がします。
次に登場するリフはシンコペーションでメインリフと区別し、最後にメインリフに戻るときのブリッジ箇所にも、同じモチーフで展開し活用してみました。
曲の流れは、以前作った"hien"「飛燕」という曲に、正直似てしまったところがあります。
しかし逆に、今のアレンジ能力でどう料理できるかチャレンジしました。その点では、前よりも曲の起伏を出せるようになってきたと思います。
もっとコントラストをはっきりさせることも出来たけど、曲が更に長くなるんですよね。今後も起伏について思考錯誤していきたいです。
ミックスについては、今回GainMatchというプラグインを導入しました。
ざっくりいうと、1つのトラックのエフェクトチェーンの先頭と末尾に挿入して、自動でレベルマッチしてくれるツールです。
人間の耳は音が大きくなると音が良くなったように錯覚するんですが、このツールでよりフラットな判断が出来ます。
GainMatchについてはそのうち別記事にします。
反省点は、ベースの音作りが中途半端になってしまったことです。
もう少し輪郭がはっきりした押し出しの強い音にして、ローをスッキリさせた方が、細かいパッセージの箇所のニュアンスがよりはっきりしたと思います。
ベーシストということもありローを出しがちなんですよね。。次回はもっとフラットな視点で処理したいです。