byakusyn(@byakusyn)です。
今回は愛用のベースの紹介。
1stアルバムとそれ以降の曲は全部このベースで弾いています。
なお、メインギターの記事はこちら。
Spector USA NS-4
Body:キルテッドメイプル
Neck:メイプル スルーネック
FB:バーズアイメイプル
PU:EMG 35DC
Pre:HAZ-lab 18V
ブルーが入ったアバロンのクラウンインレイ
ゴールドHW、角型ブリッジなどはUSA標準仕様
Spectorの4弦といえばPU配列がPJでスルーネックのNS-2、次点でPU配列がJJでボルトオンのNS-2Jが有名ですが、このベースはNS-4、DC2発でスルーネックです。
またメイプルしかもバーズアイの指板であり、ボディもネックも指板も全部メイプルです。
さらにアバロンインレイにブルーが入っていることが、このベースの珍しいところ。
前オーナー様がTwitterで売却する旨をツイートしていて、それをたまたま見かけてコンタクトを取り、直接お会いして譲っていただきました。
ボディ
キルテッドメイプルです。トップ・バックではなく、スルーネックなので左右かな。
とても贅沢な使い方ですが、やはりフルメイプルのボディじゃないと出ない音がありますね。
まず、とても美しいです。
木目は、昨今のど派手な感じよりも比較的おとなしめですが、全体にバランス良く模様が出ています。カラーはバハマブルー。光の加減で色の見え方が変わる色合いですが、特に上、下の写真は実物の色味に近いです。
明るさがありつつも深みがあり落ち着いた色合いが気に入っています。
バックも同様です。
スルーネックのつなぎ目などは、もはや芸術品。
次にPUとブリッジ。
PUはEMG-35DCの2発。リアのロゴが消えかかっていますね。
ちなみにEMGは35DC、35P4、35Jなど、35シリーズはPU自体のサイズが同じで、PUを止めているネジを外してPU裏にあるコネクタ1つをつなぎ替えることで、PUを交換することが出来ます。
これは5弦用であるEMG 40シリーズも同じ。
ブリッジはSpector純正の大型で肉厚、角型のブリッジです。
ネック・指板
ネックはメイプル。ヘッド裏にはシリアル番号と日付(2014/09/05)、そしてルシアーであるステュアート・スペクター氏のサイン入り。憧れの直筆サインです。
指板はバーズアイメイプル。
Spectorはパーフェローという、ローズウッドより少し明るい色の材を指板に使用したモデルが多いです。
ここ最近はSpectorも多種多様のマテリアルやPUを使うようになりましたが、10年代前半の時期でメイプル指板はだいぶ少ないのではないかな。
握りは若干かまぼこ型で太め。ナット幅は42mmなのでプレベと同じくらい。
おれは手が大きいので、太めの4弦ネックがとてもしっくりきます。
少しブルーが入ったアバロンインレイが、メイプル指板にとても映えます。
このベース以外にアバロンに色が入ったSpectorを見たことがないんですが、おそらくレアなんじゃないかと。
ヘッド先のSpectorロゴもアバロン。
ヘッドには材は分かりませんが突板の上からブラック塗装がされています。
木目からするとローズウッド?
プリアンプ
全景。ノイズ対策も丁寧に施されています。
別角度。こちらからHAZのロゴが見えます。
Spector USAといえばHAZ Labのプリアンプ。
最近のプリアンプは樹脂で固めてあるものが大半ですが、基盤むき出しなんですね。
電池は18V仕様です。電池のザグリがDURACELLのPROCELLでぴちぴち。
この9V電池って他のメーカーと比較すると少し小さいんですが、それでぴちぴちなので、メーカーによっては入らないものもあるかも?
コントロール
上からマスターボリューム、バランサー、二軸二連は下ベースで上トレブル。
マスタボリューム以外はもちろんセンタークリックあります。
セッティングとしては、PUは3:7でリアに振って、ベースとトレブルをほんの少しブーストしています。
ハードケース
PRSほどではないですがなかなか重く頑丈なハードケース。
Spectorのロゴ入り。
中はこんな感じ。
弦
ギター同様エリクサーで、Nanoweb 45-135 ステンレス 5弦用セットの2-5弦を、1-4弦として張っています。ナットはゲージに合わせて溝を広げています。
チューニングはギターと同様でB-E-A-D、全弦2音半下げです。
そしてベースでも毎回余る45ゲージの1弦。ベースの1弦のバラはメルカリやヤフオクでも需要ないかな。。。
サウンド
重心が低く、NS-2と比較してズンビン感は控え目であるものの太い音です。その中で明るい響きとDC由来の太さが絶妙なバランスでマッチしていて、いつまでも弾いてしまうほどの気持ちよさがあります。
それでいて、1弦12フレット以降のような高音域を弾くと、まさにピアノのように澄んだロングトーンが得られます。サスティンが長いのはスルーネックの影響ですね。
どこをとってもハイレベル。紛れもないSpectorサウンド。
ウィークポイント
無し。ほんとに。
ネックについては、PRSもとてもネックが強いですが、このSpectorもネックが強く、まっすぐからほんの少しだけ順反りした理想的なところでびしっと動きません。
あとがき
非の打ち所なし。非常に気に入っているベースです。これを手に入れてデジマート見なくなりました笑。
ジャズベやプレベとは異なる、まさにアクティブの元祖と言えるSpectorサウンド。自分の好みど真ん中です。
冒頭で書いたとおり、SpectorといえばNS-2、次点でNS-2Jであるなか、NS-4という若干主流から外れたポジションも好きですね。
PRSもCustom24が主流の中Custom22使いで、ギター・ベースとも他の人と違う感も気に入っています。
末永く引き続けます。
自分にとって、PRS Custom22と、このSpector NS-4は墓場まで持っていきたいほどの存在です。
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byakusyn