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新曲"tsume to suzuran"「爪と鈴蘭」をアップ

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byakusyn(@byakusyn)です。

 

2020/09/05に、新曲"tsume to suzuran"「爪と鈴蘭」をアップしました。

 

 

今回の曲のテーマは以下でした。

  • 表打ちのビート
  • いけいけどんどんのリフ

 

表打ちのビートを使ってみました。

表打ちは勢いがありリフのリズムを押し出せるので、そこに同音反復の多い押しの強いリフと合わせて強いノリが作れたと思います。

一方で、少し平坦な印象になったところが今後の改善点ですね。

 

実は個人的に、インストに表打ちのビートは鬼門と感じていて、その理由がこの平坦さなんですよね。

インストってボーカルがいないから、その中でいかに曲を聴かせるかが重要なポイントなんですが、ビートが平坦になるとどうしても不利です。

勢いがある裏返しというか。

今回は、その勢いに乗せて押し切る方向に倒した曲にしてみました。

 

その勢いのままコード進行に突入。ここも正直少し甘くなりました。

かと言ってこれ以上上物を乗せても良くならず打ち切り、クリーンのアルペを前に出しました。

 

ミックスについては前回のsuiuとやり方は変えていませんが、リズムギターにゲートを導入し、エッジを立ててみました。

FabFilterのPRO-Gを使っています。

あとは落とし込みの頭。ここはJSTのSubDestroyerとシネマティックインパクトのサンプルをあわせて、効果的に仕上がったと思います。

 

ということで、正直なところ反省点が多い曲でしたが、反応は好評で、SoundCloudで最も早く再生数が1,000を超えました。

みなさんありがとうございます。

 

次に表打ちの曲を作るときは、別なアプローチも試してみたいですね。

 

ミキシング迷子な人におすすめ「音圧アップのためのDTMミキシング入門講座!」

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byakusyn(@byakusyn)です。

 

初心者の頃、ミックスのやり方がわからず、とりあえずEQやコンプかけていた。

なんてことなかったでしょうか。

(自分は思いっきりやっていた口です)

 

そういった人には、

石田ごうき著「音圧アップのためのDTMミキシング入門講座!」をおすすめします。

やり方全然わからんといった初心者の人は、この本を読めばとりあえず大丈夫。

 

 

どんな本

石田ごうき氏による、ミックスの基本知識や考え方から、

実際のEQやコンプの使い方、全体的な仕上げまで、ミックスの一通りのノウハウが

記された著書です。

 

「音圧アップ」を謳っていて、それに準じたノウハウもありますが、

それよりもミックスの考え方ややり方に学ぶポイントが多かったと思います。

 

あと特徴として付録DVDに教材となる音声ファイルが収録されており、

読みすすめるのに合わせて実際に手を動かすことで、ミックスを体験できます。

音楽に関するものって、頭で分かっていてもなかなか身についていなくて、

自分のものとして使えないんですよね。

この体験できるところが本書のポイント。かつ他でなかなか無い特徴と思います。

 

フェーダー

ミックスとなるとEQやコンプをすぐ触りたくなりますが、まずはフェーダーで

音量バランスとるところから。

極論を言うと、EQは周波数を軸とした音量の調整、コンプはスレッショルド

アタック、リリース設定した時間軸での音量の調整と言えます。

つまりミックスのキモは音量調整。なのでフェーダー操作は一番ダイレクトに効く

ミックス手法です。

 

本書では、楽器の周波数帯と音量の完成イメージが図示されていて、

しかも、キックに対してスネアは95%くらい、タムはそれよりちょっと小さく、、

といったように具体的な例が示されているので、

それにあわせてフェーダー操作するだけで、だいぶ曲らしくなります。

 

EQ

基本はカットが鉄則、と多くの本で言われていて、この本も例に漏れないですが、

特徴は周波数帯を5つに分けて考えることと、ローカットフィルタ

(もしくはハイパスフィルタ)の重要性に重きが置かれています。

 

あと楽器ごとの周波数ポイントの記載もあります。が、これはスタイルによって

異なるので一概に言えないですね。

付録DVDのようにポップス~ロックあたりのバンドサウンドだと、だいぶ近いです。

 

コンプ

スレッショルド、レシオ、アタック、リリース、そしてリダクションの解説から。

これも他の本と同じですが、正直これは避けて通れないです。

中でも本書はわかりやすい感触。

 

個人的に良かったのは、アタックとリリースの説明でした。

アタック・リリースを長くしたとき、短くしたときの音の変化がとても分かりやすい。

空気感ー密度感と、前ー奥のマトリックスでコンプ設定をイメージするのも

よかったです。

 

ボーカル専用処理

自分はインストなので熟読していないですが、独自の処理が多い

ボーカル専用処理について専用の章立てを立てて説明しています。

自分は一部、リードギターのミックスに応用しています。

 

グルーヴコントロール

最後にグルーヴコントロール

グルーヴといっていますが、もっというと全体的な演出、といったところ。

割かれたページは多くないですが、更に一歩上に行くためのコツが書かれています。

 

ここで特に良かったのはボリュームオートメーション。

本書ではオーケストラでいう指揮者のようなセンスが発揮できるところ、と

説明されていて、これが自分にとてもピンと来ました。

あまり表に出していないですが、実はクラシックが好きでよく聴くんです。

指揮者にもよりますが、クラシックでは音量や強弱はもちろん、

速度も柔軟に変えて行きます。

ロック系だと速度を変えることはあまりないですが、強弱を変えることって

よくありますよね。あれをボリュームオートメーションで表現していくイメージです。

結構地味でマウスを握る手も疲れる作業ですが、やるのとやらないのでは

仕上がりに明確な差が出ます。

 

あとがき

ミックスはどういった手順で何をするとどうなるのかを身につけられる本です。

ネットを探すとミックスに関するノウハウは多いですが、断片的な情報だったり

レベルが合わなかったり、最初から順序立てて理解するには適していませんでした。

この本はその点を解決してくれる、初心者には強い味方になると思います。

 

ウィークポイントを挙げるならば、

  • 教材がポップス~ロックであるため、他ジャンルに合わない場合がある
  • ディレイ、リバーブなど空間系処理に関する記載がない
  • マスターエフェクトにに関する記載がない

といったところ。

ちなみに2番目3番目は著者の別著で触れています。

 

ミックスで悩んでいる人は一度読んでみることをおすすめします。

 

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byakusyn

 

 

サブミッションメディアを利用したプロモーションの結果

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byakusyn(@byakusyn)です。

 

1stアルバム「chinmoku」をリリースして4ヶ月、

以前記事にしたSubmitHub、PlaylistPushを使用してプロモーションした結果、

どのくらいのストリームの獲得とリーチができたのか、分析してみます。

 

 

SubmitHubとPlaylistPush

両者については過去記事に書いていますので、そちらをどうぞ。

 

byakusyn.hatenablog.com

  

byakusyn.hatenablog.com

 

SubmitHubでは「aya no kumo」を、PlaylistPushでは「hien」を

それぞれサブミットし、それぞれ7,8個くらいプレイリストに入れてもらいました。

他の曲は特にプロモーションしていません。

 

なお今回プロモーションしたのは上記とTwitterSoundCloud

YouTube(登録者極小)と本ブログでした。

Facebookは利用していません。

 

また、プラットフォームとしてはSpotifyに一点注力しました。

 

リリース後から現在までの実績

ストリーム数

対象となる曲を30秒以上再生した再生数です。

・hien:約20.0K

・その他:約0.2K

PlaylistPushでサブミットした「hien」とその他で圧倒的大差が付きました。

ここまで差が出たので、取り上げてくれたプレイリストの集客力による

ものと思います。

しかし、これはプレイリストに乗った曲からアルバムへ、リスナーが

流れていないことをはっきり物語っていますね。。。

 

リスナー数

ユニークリスナー数です。

・hien:約13.5K

ならして単純計算すると、48.1%の人が2回聴いて、残りは1回聴いた結果。

 

セーブ数

・hien:約1.2K

少なくとも、また聴きたいという意思がある人が、再生数に対して6%でした。

 

オーディエンス

80%が男性、年齢層のピークは28-34、18-22と23-27が拮抗し、

少し下がって35-44という配分でした。

この辺は、プレイリストのリスナーの性質がもろに出るところと思います。

 

国と地域

直近28日分の統計しか表示されないので、トータルの集計はできていませんが、

やはりUSA、カナダについで欧州でした。

日本は伸びないですね。載せてもらったプレイリストはいずれも海外キュレーターに

よるものであること、あとは日本での配信サービスの普及度によるものかも。

 

結果の分析

以前から言われていることだけど、昨今はプレイリストで曲を聴くのが

世界的なトレンドであることを痛感した結果でした。

 

自分のようにアルバム単位でリリースする人には、正直厳しい印象ですね。。。

プレイリストに載せてもらった曲から如何にアルバムに誘導するかが鍵ですが

今のSpotifyではその導線が仕組み上は用意されておらず、リスナーが

プロフィールを見てリンクをたどりアルバムを選択する必要があります。

つまりリスナーを能動的に動かすほどのインパクトがないと、アルバムを

聴いてもらうことに繋がりません。

 

つまり、サブミッションメディアを介してプレイリストに取り上げてもらうことは、

その曲のプロモーションとして効果的な反面、アルバム単位では効果的ではないです。

ここについては、正直なところ解決策が見えていません。

どういったリリース形態をとって行くかを含めて、今後を検討したいです。

 

狙ったターゲット層へのリーチについては、載せてもらったプレイリストの

性質や年齢層、性別などから、期待通りリーチできたものと思っています。

 

あと、ターゲットがほぼ欧米であることから、今後はFacebookを活用していきたい

ですね。SoundCloudでもそこそこ再生数が出ている反面、ユーザの入れ替わりが

ある印象なので、SoundCloudで発見→Facebookでつなげる、この流れを取りつつ

Facebook広告の利用などを考えて行きたいです。

 

あとがき

サブミッションメディアの活用は、自分としては今後の課題は多いものの、

一定の効果があったと思います。

今回は初回ということでサブミッションメディアに絞ったプロモーションでしたが、

今後はもっと多角的な試みをやってみようと思います。

 

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byakusyn

 

新曲"suiu"「翠雨」をアップ

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byakusyn(@byakusyn)です。

 

2020/06/28に、新曲"suiu"「翠雨」をアップしました。

 

 

今回の曲のテーマは以下でした。

  • ミドルテンポ
  • 曲展開で合わせた拍子の選び方
  • 繰り返しの(できる限りの)排除

 

テンポはBPM104と、今までの大半の曲が120台、一部80台だったので、その中間です。

過去曲は今聞くとテンポが早い感触もあったので、あえて今までほとんど使っていない

テンポを選びました。

最初は正直、テンポ感を掴むのが難しく、どうなるかと思いましたが、なんとか

形に仕上げました。

 

この曲は6/8拍子と4/4拍子が、パートにより入れ替わります。

個人的に、6/8拍子は押しの強いノリが出しやすく、4/4は使い方次第だけど、

ミドルテンポだと少しまったりしたノリが出しやすいですね。

あと、曲の中で6/8と4/4が入れ替わると、対比でその特徴がわかりやすくなります。

そこをうまく組み合わせて、曲の流れをデザインしました。

 

繰り返しの排除、この曲はイントロのリフがもう一度中間で現れますが、

それ以外のリフは一箇所だけで、繰り返さないようにしてみました。

本当は、イントロのリフも中間で使用しないことを考えていたけど、

それだとどうも曲としてまとめられず。

 

ひとまず、1stアルバム後初の新曲でした。

 

 

サブミッションメディアとPlaylistPush

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byakusyn(@byakusyn)です。

 

前回のSubmitHubに続いて、PlaylistPushについて。

 

 

PlaylistPushの特徴

  • 選択したジャンルに応じて自動的にキュレーターに曲を送ってくれる
  • 価格が安くはない

 

選択したジャンルに応じて自動的にキュレーターに曲を送ってくれる

SubmitHubは自分でキュレーターを選びましたが、PlaylistPushは

こちらでは選ばず、PlaylistPush側が選び、かつコンタクトをとってくれるので、

キャンペーンを開始したらほとんどお任せでOKです。

PlaylistPushのサービスと英語でやり取りはするけど、SubmitHubほどはないですね。

 

逆に言えば、送信先の選択はお任せ状態になるため、必ずしも自分の曲調に

マッチしたキュレーターばかりに送信してくれるとは限りません。

 

価格が安くはない

最安で300$から、だいたい350$くらいはかかります。

おおよそ3万円から4万円くらいですね。

自分の場合は確か370$位払いました。

 

曲を登録する画面にも、予算を聞かれる選択肢があります。

「How much do you want to spend」のところです。

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しかしここ、「$300 or more」を選択しないと次に進まないんですよね。

 

無料のツールやサービスが溢れる最近にしては安い値段ではないですが、

ここにはデモレベルの音源をふるい落とす意図もあるかもしれませんね。

その分、有力なキュレーターに送信してくれる印象があり、実際

PlaylistPush経由で載せてもらったプレイリストでの再生数、リーチ数は多いです。

(実績は別の記事に書きます)

 

また、送信するキュレーターの数によって値段が変わります。

もちろん多くのキュレーターに送るためには、その分価格が高くなります。

ここはある程度、こちらの予算に応じて選択することができます。

 

ジャンルの選択は慎重に

なるべく自分の曲調にマッチしたキュレーターに送信してもらうための

重要なポイントは「ジャンルの選択」です。

送信先を判断する材料がジャンルしかないですからね。

 

複数選ぶんですが、あれもこれもではなく、これぞ、というのを選びましょう。

 

しかし、曲調が特定のジャンルに対してどストレートでもない限り、

キュレーターが思っているジャンルと、自分が思っているジャンルの相違は

どうしても発生します。

 

例えば「ポストロック」。

Caspian好きだし曲調もぎりポストロック行けるかな、と考えてジャンルに

入れてみたんですが、あるポストロックなキュレーターからは

「うちはアンビエントネオクラシカルがメインなんだ」って返答が来ました。

その人の思うポストロックはSigur Rosとかだったのかも知れません。

 

あと「メタル」でも、プログレッシブメタルはOKだけどニューメタルはNGとか、

色々です。なので、メタル専門のあるキュレーターからはヘヴィすぎるって回答、

別のメタル専門のキュレーターからはライトだって回答があったりします。

 

これはね、仕方ないです。

キュレーターもそれぞれのテーマやポリシーをもってプレイリストや

チャンネルをブランディングしているので、それにマッチしなければそれまで、

と考えるべきです。

 

多分歌ものの方が有利

単純にプレイリストに載せてもらいやすさから言うと、歌ものの方が多分有利です。

自分が返答をもらったキュレーターには、うちはインストやってないんだ、という

回答が少なくなかったんですよね。

 

歌ものといっても、我々日本人は英語ネイティブでもなし、日本語の歌詞も扱って

もらいやすいとは思えないですが・・。

 

あとがき

自分の場合、PlaylistPushの効果はかなりありました。

 

値段が高いと言っても、アルバムリリースのタイミングであれば多くて年1回位、

セールのたびについ買ってしまうプラグインを何度か我慢すれば手が届く範囲。

 

製作にはお金かけるけど、プロモーションにはほとんどかけず、

聞いてもらう機会を獲得していないのはもったいないですからね。

 

一度利用してみることをおすすめします。

 

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byakusyn@4/1 1stアルバム"chinmoku"リリース

byakusyn.bandcamp.com

open.spotify.com

 

 

サブミッションメディアとSubmitHub

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byakusyn(@byakusyn)です。

 

しばらくぶりの更新。

前回はプレイリストとキュレーターについて触りを書きました。

今回はサブミッションメディアとSubmitHubについて書きます。

 

目次

 

サブミッションメディアとは

ネットなどからサブミット(提案・投稿)された音楽を、そのメディア自身のブランドの

チャンネルで紹介するメディアのことです。

 

多くのキュレーターは自身のプレイリストのテーマを明確に打ち出しています。

それに対してサブミットする側(つまり私達)が自分の曲をサブミット、

受け取ったキュレーターはプレイリストの掲載可否をクオリティや

テーマとの親和性などから判断し、OKであればプレイリストに追加してくれます。

 

プレイリストにはそのテーマやジャンルに沿った音楽が追加され、リスナーも

その音楽のファンが多いため、狙ったプレイリストに追加してもらえれば、

自分の音楽のファンになる可能性の高いリスナーに音楽を届けられることになります。

 

サブミッションメディアに載せてもらうにしても、ただ闇雲に載せてもらって

ファンになる可能性の低い層にばかり届いていたのでは、効果はありません。

どういった音楽のファンに届けたいのかを明確にし、そのためにはどの

キュレーターにサブミットするべきか、そのあたりを明確にする必要があります。

 

SubmitHubの特徴

Spotifyなどにアップしている曲をキュレーター宛にサブミットできるサービスで、

特徴は以下。

  • 値段が安い
  • フィードバックの有無を選択可能
  • キュレーターは自分で探す
  • 直接キュレーターとやりとりする(もちろん英語)

 

値段が安い

1クレジットおおよそ1$で購入して、1キュレーターにサブミットするのに

1~3クレジット程度消費します。少額なので値段はさほど気にせず利用可能です。

 

フィードバックの有無を選択可能

不採用の場合でも、キュレーターからのフィードバックについて選択できます。

コピペなしのオリジナルフィードバック必須、

フィードバック自由だしこちらに通知もしない、

フィードバックいらないから最低でも90秒聞いて、

から選択できます。

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あくまでキュレーターは自分の立場でフィードバックしてくるので、

参考になるならないはそのとき次第だと思います。

自分の場合はジャンルが近いキュレーターが有用な指摘をくれたので、

結構参考にしていますね。

 

キュレーターは自分で探す

ジャンルを選択してキュレーターを絞り込みます。

ジャンルはそこそこ細分化されていますが、複数のジャンルにまたがるような

音楽性の場合、結構悩みます。

上にも書いた通りどのようなジャンルとしてどんなリスナーにアプローチしたいかを

明確にする必要があります。

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リストアップされたキュレーターについて、好むジャンルの詳細や承認率、

他にも様々な情報が表示されるので、それもキュレーター選びの参考に。

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直接キュレーターとやりとりする(もちろん英語)

曲をサブミットすると、キュレーターによっては、

「自分のYouTubeチャンネルに載せたいから著作権承諾送ってYO」

などのように、追加でやり取りが発生する場合があります。

これはGoogle翻訳と学生時代を思い出して対処。まあなんとかなります。

 

採用

Spotifyプレイリストなど、そのキュレーターが展開しているメディアに

登録してもらえます。

SubmitHubサイト内のチャットにリンクが届きます。

 

なお採用率はかなり低いようで、20回送って2,3回採用されれば・・といった

レベルのようです。

これはその音楽のジャンルにもよるので一概に言えないですが、

まあ多くはない、と考えていたほうが不採用を必要以上に気にせずに済みます。

自分の場合は思ったより打率が良くて、9人に送って4人に載せてもらえました。

 

曲の説明はしっかり書こう

サブミット前に曲を登録し、その曲の説明詳細を記載する箇所があるのですが、

ここを気合い入れて仕上げた方が良いようです。もちろん英語で。

というのも、キューレーターは毎日何十何百もの曲を受け取っています。

いくら曲勝負とはいえ、その曲の特徴やイメージなどをある程度頭に入れてから

聞いてもらったほうが印象に残るはず。

 

音楽やっている人には、それを言葉で説明するのを嫌がる人もいるし、

その気持ち分からないでもないけど、

売り込みたいものをプレゼンできないなら売れるはずがないので、

しっかり書きましょう。

 

あとがき

正直なところ、かなり地道で地味な作業です。

でもこういった活動をおろそかにせずやってきた人たちが、高再生数を出し、

高リーチ率を実現してファン獲得につなげていっているんでしょうね。

自分もサブミッションメディアについて駆け出しで、有効な戦略が

まだ明確でないので、今後も利用してみようと思います。

 

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byakusyn@4/1 1stアルバム"chinmoku"リリース

byakusyn.bandcamp.com

open.spotify.com

 

 

多くの人に曲を聴いてもらうために

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byakusyn(@byakusyn)です。

 

Spotify音楽配信を始めて、これで日本中はもとより全世界で自分の音楽を

聴いてもらえる準備が整いました。

渾身の自信作、きっと世界中に気に入ってくれる人がたくさんいるはず・・・。

 

目次

 

現実

意気込んでいたものの、待てども待てども再生数もエンゲージメントが伸びず。。

という結末になることも多いですよね。

これはSpotifyに限らず、SoundCloudYouTubeなど、他のサイトでも同様だと思います。

※ここでのエンゲージメントは、SpotifyのSaveとフォロー、SoundCloudのLike、

 YouTubeの高評価など、リスナー側からのリアクションを指します。

 

渾身の自信作なのになぜリスナーに届かないのか。

それには大きな理由があります。

 

みんな自分を知らない

一番の理由はこれです。

 

当然ですけど、名前を知らないと検索のしようがないですよね。

元からSNSなどで繋がりがあるなら別ですが、名前を知らなければ、

存在を知ることすらできないわけです。

 

ではどうやったら名前を知ってもらえるのか。

これはプロの世界、そして音楽に限らず家電などの商品やサービスでも同様に大きな課題で、広告宣伝が必要です。

本気でやると、一つの商品を売り出すにあたり莫大な広告宣伝費がかかり、

個人レベルでは難しいのが現実。

 

キュレーターの存在

一方リスナー側はというと。

インターネットがまだ一般的でなかった時代のリスナーは、

どうやって新しいアーティストを知るきっかけを得ていたのか。

テレビや雑誌ではまだ取り上げられないほどの知名度だけど音が聞きたい・・

 

ラジオの存在が大きかったわけです。

好みのジャンルごとに番組がある程度細分化されていて、深夜まで放送しており、

読者からの手紙やリクエストに答えるなど、テレビよりもリスナーに近い存在です。

 

ラジオで自分の好みのジャンルをプレイしてくれる番組をピックアップする。

自分の好きなアーティストがパーソナリティを務める番組も面白いでしょう。

その番組で新しい曲、新しいアーティストを知り、それを広げていくわけです。

 

ラジオも未だ根強いファンがいますが、最近ではどのような方法があるのか。

そこでキュレーターが出てきます。

 

キュレーターとは

直訳すると学芸員のことで、博物館や美術館などで専門知識を持って研究・管理をする人のことです。

インターネット、特に音楽配信におけるキュレーターは若干意味が異なっていて、

ジャンルやテーマごとにプレイリストを作成し、公開している人です。

 

こういった人たちが、Spotifyを始めストリーミングサービス内にたくさんいます。

有力なキュレーターはフォロワー数が何万何十万といたりと影響力が大きいです。

またSpotifyだと公式がプレイリストを公開していたりします。

 

自分の名前は知らなくてもキュレーターやそのプレイリストの知名度でリスナーは集まってきます。

またプレイリストはジャンルやテーマが明確なので、そのプレイリストに載せてもらうことで

ターゲットとしているリスナーに聴いてもらえる可能性が高まります。

 

コンタクトを取る方法

キュレーターは多くが海外の人なので、Facebookで検索して直接メールする方法があります。

しかしそれでは地道すぎる。(地道な努力は必要だけど)

なのでキュレーターにまとめてコンタクトを取るサービスがあります。

 

自分が今回やってみたのが、以下2つのサービスです。

  • SubmitHub
  • PlaylistPush

 

https://www.submithub.com/

 

playlistpush.com

 

それぞれの特徴や利用方法は、また次に記事にします。

 

あとがき

TwitterSoundCloudでフォローしている人で、

この人の曲かっこいいからもっと聴かれてもいいのに

って思える人っていませんか?。

 

そういうクオリティの高い曲を作れる人ならば、キュレーターの力を借りることで

多くのエンゲージメントを獲得できる機会が得られます。

いずれにしても、曲を作ってアップしっぱなしでは、多くの人に聴いてもらえる

機会を見逃していることになるので、もったいないですよね。

 

作った曲をいかに聴いてもらうか。

DTMerは曲作りだけでなく、リリース後の活動にも力を入れていく必要があると思います。

 

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byakusyn.bandcamp.com

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