byakusyn(@byakusyn)です。
もう明けてしまいましたが、2022年が終わりました。
Twitterでつぶやいた新譜についてまとめました。
2022年新譜の振り返り。
— byakusyn@独りバンドDTMer (@byakusyn) 2022年12月14日
Absent In Body / Plague God
AMENRAのフロントマンとGt、NEUROSISのスコットケリー、元SEPULTURAのイゴールカヴァレラという強烈なラインナップ。
それぞれ違う黒が混じり、さらに深まった漆黒のサウンド。悲痛なスクリームにナレーション、野獣のようなリズムの融合。 pic.twitter.com/AlvqHNlmlH
2022年新譜の振り返り。
— byakusyn@独りバンドDTMer (@byakusyn) 2022年12月14日
Celeste / Assassine(s)
フランスのポストハードコア、celesteの6th。元々カオティックと言うよりはスラッジ色やポスブラ色のある作風の彼等が、その進化を深化した一枚。
2019年の来日ライブ、hihaとの2マンだったんだよね、行きたかったなー pic.twitter.com/N2mnR2Gv9Q
2022年新譜の振り返り。
— byakusyn@独りバンドDTMer (@byakusyn) 2022年12月15日
Alter Bridge / Pawns & Kings
USのロック〜オルタナメタル、Alter Bridgeの7th。元CREEDの楽器隊+ スラッシュとも共演したVoGtマイルスケネディの布陣。
作風とパフォーマンスが安定したバンドでどのアルバムも楽しめる。最近は良い意味でのミドルエイジ感が増してきた感触。 pic.twitter.com/dQQT69c7Ag
2022年新譜の振り返り。
— byakusyn@独りバンドDTMer (@byakusyn) 2022年12月16日
Saor / Origins
フォーク〜ポスブラ、スコットランドのアンディ・マーシャルによる独りバンドの5th。
今作は今までよりさらにフォーク寄りになった印象。この手のバンドにしては収録時間が短めで41分程。まあ6曲だから一曲の長さはそれなりだけど、通して聴きやすい。 pic.twitter.com/lTPHy4KSak
2022年新譜の振り返り。
— byakusyn@独りバンドDTMer (@byakusyn) 2022年12月20日
White Ward / False Light
ウクライナのsaxを擁するポストブラック、White Wardの3rd。
大きくは前作を踏襲しているものの、悲痛なスクリームや有機的で哀愁あるsaxの音色は、彼等が瀕している危機を痛切に感じさせる。 pic.twitter.com/sA0iVSAXFg
2022年新譜の振り返り。
— byakusyn@独りバンドDTMer (@byakusyn) 2022年12月24日
Keiji Haino & SUMAC / Into this juvenile apocalypse our golden blood to pour let us never
日本が誇るアバンギャルドロックの先駆者、灰野敬二と、ポストメタルの雄ISIS(band)の中心人物アーロンターナーらによるSUMACのコラボ↓ pic.twitter.com/0lkzm56Wq6
両者の蜜月を示すかのようなペースで発表される3rd。
— byakusyn@独りバンドDTMer (@byakusyn) 2022年12月24日
ビートの概念が取り払われ、歌、語り、呻き、叫びのどれをも包含したボーカルワーク。自由奔放であるようで緻密な設計がされているように感じる。
2017年の、SUMAC来日の時にこのコラボを観て引き込まれた。
2022年新譜の振り返り。
— byakusyn@独りバンドDTMer (@byakusyn) 2022年12月25日
Cult Of Luna / The Long Road North
スウェーデンのポストメタルキング、CoLの8th。
前作までの流れを汲むものの、更に重厚さをました作品。10分を超える曲も多いが飽きの来ない展開とサウンド。中にはゴシック風味のある歌唱が印象的な曲も。 pic.twitter.com/52VrPawAon
サウンドについては、このアルバムのドラムの音が凄い。
— byakusyn@独りバンドDTMer (@byakusyn) 2022年12月25日
何というか、ものすごいヘヴィなシンバル。どうやったらこんな音作れるんだろう。
2022年新譜の振り返り。
— byakusyn@独りバンドDTMer (@byakusyn) 2022年12月26日
DIR EN GREY / PHALARIS
痛みを表現し続ける彼らの11th。作品を発表する度に深まる懐の深さ。暴力的な楽器隊のサウンドに自在に変化しながらも歌心あるボーカルメロディ。特に朧や13などのミドルテンポで激情感ある曲が白眉。 pic.twitter.com/mBGwHByYC8
2022年新譜の振り返り。
— byakusyn@独りバンドDTMer (@byakusyn) 2022年12月28日
Imperial Circus Dead Decadence / 殯 -死へ耽る想いは戮辱すら喰らい、彼方の生を愛する為に命を讃える-
ICDD11年振りとなる3rd。とは言えこのアルバムで初めて触れた。
濃い!メロデス+シンフォデスにデスコア要素もあるが、それよりもまず展開とメロが濃い。 pic.twitter.com/bkbaoUX6N6
楽器隊がまためちゃくちゃ上手い。少しハイラリンクス気味のvoは少し好みが分かれるかもだけど、表現の幅が広く曲調に合ってると思った。声質も印象的。
— byakusyn@独りバンドDTMer (@byakusyn) 2022年12月28日
ちなvoはエロマンガ家のリブユウキさん。カバーアートもご本人。作風は高身長おね○ョタもの。
2022年新譜の振り返り。
— byakusyn@独りバンドDTMer (@byakusyn) 2022年12月29日
black particles / loss function
ハンガリーのインストポストメタル、ポストロック、black particlesの2nd。
ポストロックの所謂エモさを持ち合わせたまま、ポストメタルに寄り添いボスブラにも近接した一枚。
前作より完成度が増して、さらに説得力を持ち合わせた印象。 pic.twitter.com/UzzTDHH9I4
2022年新譜の振り返り。
— byakusyn@独りバンドDTMer (@byakusyn) 2022年12月30日
SOONAGO / FATHOM
ドイツのインストポストロック、ポストメタル。激情感あるというよりは雰囲気感のある作風で、シンセは無いもののGOD IS AN ASTRONAUT辺りに近い感じ。4曲43分で全体的に長尺だが、聴き疲れしにくいのですんなり聴ける。 pic.twitter.com/KNCONZKYfU
2022年新譜の振り返り。
— byakusyn@独りバンドDTMer (@byakusyn) 2022年12月30日
Noorvik / Hamartia
ドイツのインストポストメタル、Noorvikの2nd。
同じドイツのSOONAGOとは大まかな傾向は近いものの、こちらの方がグランジやメタル色がある感じ。 pic.twitter.com/ER3IlLv71S
2022年新譜の振り返り。
— byakusyn@独りバンドDTMer (@byakusyn) 2022年12月31日
Zeal & Ardor / Zeal & Ardor
ブラックメタルとブラックミュージック、二つのブラックの融合が作風のZeal & Ardorの3rd。
唯一無二のノリとサウンド。それぞれが高次元で結び付いていて、昔流行ったようなただ異ジャンルを混ぜた音とは違い、綻びが無く体幹が強い面白いバンド pic.twitter.com/paICuk94Lj
2022年新譜の振り返り。
— byakusyn@独りバンドDTMer (@byakusyn) 2022年12月31日
Russian Circles / Gnosis
USを代表するインストポストメタル、8th。スリーピースとは思えない音の重厚さ、ぐるぐると回る激重なビートの中に、少しだけ見える光のようなアプローチが美しい。
前回の来日ほんと見たかったな〜 pic.twitter.com/IJEfLhPAz4
美しいアプローチは、最後の曲Bloomに特に現れる。おれもこんな曲作ってみたい。
— byakusyn@独りバンドDTMer (@byakusyn) 2022年12月31日
このバンドは、おれがポストメタルにはまるきっかけになったバンドなので特に思い入れがある。
2022年新譜の振り返り。ラスト。
— byakusyn@独りバンドDTMer (@byakusyn) 2022年12月31日
明日の叙景 / アイランド
日本のポスブラ、明日の叙景の2nd。
J POPとブラックメタルの流れを高次元で融合させた良盤。ブラックメタルには似合いづらい夏らしさを感じさせつつ、日本ならではのメロや感性が詰め込まれている。 pic.twitter.com/vgBdp1Ldn3
2022年のNo.1アルバムは、明日の叙景のアイランドでした。
— byakusyn@独りバンドDTMer (@byakusyn) 2022年12月31日
アグレッシブさの中にある儚さとノスタルジー、ツボりすぎて悔しいくらいに気持ちいい一枚。このジャンルにはないある意味攻めたアートワークもよくマッチ。
ぜひライブで観たい。
今年はポストメタル勢が豊作だった印象。
国別のアーティスト数は以下の通りでした。順不同。
日本:3
US:3
スコットランド:1
スウェーデン:1
ウクライナ:1
フランス:1
ドイツ:2
ハンガリー:1
多国籍:2
今年はTHE HALO EFFECT、Lorna Shore、KARGも新譜を発表していたんだけど、そちらはまだ未聴。近々聴いてみたい。